2023.03.02

 

すごい勢いで日々が過ぎていった、と言う言い訳をしても足りないくらい日々の記録を止めていた。

 

半年前とはまた全く違う環境で生きているが、何が正解なのか、これでいいのか、毎日自問自答している。ああでもないこうでもないと考えるだけ考えて、何かしっかりとこなした気になって、朝方に眠る生活を繰り返している。

 

全て間違っていなくても、これじゃこの中途半端な生活が変わらないことだけは確かで、本当に嫌になる。

 

記録することからも目を遠ざけて、何も大丈夫じゃない自分に大丈夫だと言い聞かせる現状はまったく大丈夫ではない。

 

誰かに好きでいてもらいたい、必要とされたいと思うなら、私がまず私自身を認めてあげなければ。と思ってもう何年が経ったんだろう。

 

まとまらないままの言葉たちが脳内でただ浮遊している。

 

私はまだ、その言葉たちを上手に掴めないままだ。

 

 

2022.07.22

 

 

思ったより日にちが開いてしまった。書きたいことは山ほどあったが、パソコンを開く元気も時間もなかった。携帯からログインできなくなってしまったし、違うとこで新しく言葉を吐き出す場所を作るのもありかもなーと思って過ごしていた。そんくらい不便だなー。

 

ここ一ヶ月で色々ありすぎた。今月末で退職することが決まったり、応援している球団でコロナ陽性者が続出して厳しい試合が続いたり、久しぶりに友人に会ったり、祖母のボケが加速していて頭を抱えたり。

でも、個人的には京都大作戦に3年ぶりに行けたのがブッ刺さりすぎて、記憶にこびりついている。特に、3日目は最初のThe BONEZから最後の10-FEETまでほぼ泣いていた。勝手に涙が出てくるし、なんならぶわああああって鳥肌立つ瞬間が訪れすぎた。いいライブにしか訪れない、あの瞬間だけが延々と続いているような1日だった。

4日目に出演予定だったクリープハイプがコロナの影響で出演キャンセルになって、この3日目の10-FEETだけ前方エリアの抽選が当たっていた。もうずっと泣いていた。雷雨で良かったと思うくらいに、全部雨のせいにして、わんわん泣いてしまった。泣きすぎて、途中からあんまり記憶がないけど、あの3日目に見た全てのライブを、トリのテンフィのライブを、私は一生忘れたくないな、覚えているだろうなと思った。それくらい、根底から救われた日だった。帰ってホテルで顔を見たら、マスカラが上瞼にまでついていて、アホヅラすぎて笑ってしまった。来年も太陽が丘で笑っていたいなと思った。

 

今月は母の誕生日があるので、お祝いで2人で予約してランチを食べに行った。味覚を研ぎ澄ます、という経験を私は初めてしたし、料理人てすげえ、と初めて思った。心がキラキラして高鳴った。すごい経験をしたと思っていたら、母は隣で半べそをかいていた。今までもらったどのプレゼントより嬉しいわ、生きてるって思った、ありがとう。と言ってくれた。なんだか感動してしまった。いくつになっても何かにときめけるのは素晴らしいことだと思った。少しは親孝行ができただろうか。

 

選挙もあった。わたしは選挙権を得てから毎回投票に行っていて、行かない人の気持ちがいまいちよくわからないので、今回も期日前投票した。私には守りたい場所も人もいるし、自分の生活も守りたいから、考えて考えて一票を投じたい。今の世界情勢じゃあ、何か起きてからじゃもう遅い、という考えに至らないような人より、諦めている人の方が多いんだろうと思うけど、私たちが諦めて苦しむのは自分達の子供の世代だってこと、やられてる世代なのにさらに下に押し付けんのやばくない?としか思えないよ。考えることを放棄した脳みそに要はない。

 

 

退職が決まったことで、少し体が軽くなり、こんなに活動的だったんだ自分、、、。と思うくらいなんだけど、上司に半笑いで、なんか最近めちゃくちゃ気合い入ってるねと言われて、あーそうだわ、こうやって私はやる気や活力を吸い取られて疲弊してしまっていたんだ、通常の私ならこのくらいヘッチャラで頑張れるんだ、と気づいて少し安心してしまった。

私はまだまだやれる、ここじゃないところで、絶対に勝とう。

 

 

 

2022.06.07

 

 

 

もう6月に入ったのか。夏みたいに暑い日が続いていたから忘れかけてたけど、しっかり梅雨入りしたっぽい。健やかな生活を送れなくても気圧のせいにしていきたいところだ。

 

先日、コロナ禍になってから会えなくなっていた祖母に4年ぶりくらいに会えた。

すごくしっかりしている人で、それでいてとてもあったかくて大好きな祖母。家の階段から足を滑らせて骨折した時に入院してから一気にボケてしまって、会いに行っても私のことを覚えていない日もあった。

初めてのことで混乱して、会う頻度が一気に減ってしまったように思う。愛されているということを実感するのは割と難しくて、当たり前のことの中にあったりして、今さら言葉にするのは照れ臭かったりもして、見て見ないふりをしているような気もする。そんな私でも愛されていると感じるくらい言葉や行動、仕草や表情、すべてで愛を伝えてくれる人。自信をくれる人。私にとって祖母と祖父母はそういう存在だ。

そんな大切な人が、私のことを知らない人になってしまうのがとても怖かった。祖母は私と、言葉もわからない赤ん坊の時から一緒にいてくれたのに、私は私のことをわからなくなってしまう祖母と一緒にいるのが辛かった。そんな自分のことが嫌だった。

そしてコロナ禍になり、施設に入っている祖母と会うのはほぼ不可能な時期が続いた。

久しぶりに会った祖母は私のことを覚えてくれていたし、家族の写真を見せると本当に嬉しそうに笑っていた。言葉数は本当に少なかったけど、やっぱり祖母は、私の大好きな祖母だった。

隣にいる父の顔をじっと見つめて、しばらくして天を仰いだ祖母の瞼にはまぁるい雫が一粒のっていた。何を思ったんだろう。想像しても、何もわからなかった。分かった気になりたくなかった。私は、あのキラキラの雫を一生忘れたくない。

いつまでも優しい祖母は会っている時、何度もありがとうと言っていた。忙しいのにごめんね、と言っていた。

これからもっと、もしかしたら辛いことが待っているかもしれないけれど、それでも祖母に会えるうちに何度も会いに行きたいと思う。私のことはいいのよ、ときっと祖母は言うんだろうけど、私は、あなたからもらったたくさんの愛を、少しでも返したいです。

 

 

 

 

2022.05.31

 

 

Twitterのアカウントを新しくしたら携帯からログインできなくなってしまった。会社帰りの電車内で書くことが多かったからすごく不便で困っている。

 

ついさっきまで久しぶりに真っ暗な部屋で一人で馬鹿みたいに泣いていた。泣ける元気があるのはいいこと。まだ全然元気。本当になんの感情も芽生えなくなってしまう日を知っているので、そんなに心配しなくてもまだどうにか生活はできそうだと、遠くから私を見ている私が言っている。

 

本当に会社に行くのがしんどくなってきたし、一生遊んで踊ってらんないなら生きてる価値ないこんな世界、と思ってしまったので退職の旨を上司に伝えた。なんだかぐちぐち言われてその場で受理されず、預かり案件になったままで、本当にため息しか出ない。疲れた。

先輩の機嫌取りにもううんざりしていたし、誰か1人を標的にして強く当たるのも勘弁してほしかった。1日の半分はイライラしているし、物に強く当たるのももう見たくなかった。もう疲れた。こんな奴の近くでもう働けるわけがなかった。

自分の機嫌も自分で取れないような人間には絶対になりたくない。そんな情けない年の取り方はしたくない。イライラする前に、何をどうして欲しいのか言葉で相手に伝えよう。周りを見て、行動できる人間であろう。そんなことを強く思わされる日々だ。

退職できなかったら、やめられるまで休職すればいいか。もう、対話することがしんどくなってきている。いつまで会社に行けるだろう。誰のために笑って、何に謝っているんだろう。

あなたのためを思って言ってるのに、と言ってくる人は大体自分の損得しか考えていない。ヘラヘラ笑っている奴ほど腹の底がわからないと考えられないようなやつとは一緒にいられない。言葉だけを見るな。会話を多面的に捉えろ。目の動きや声音、手の動きや会話中に生まれる間、全てから感じろ。相手の真意はもっと奥にある。

誰かの悪意で簡単に傷ついてしまう自分のことが本当に嫌になる。もっと強くなりたい。

 

 

 

 

 

2022.05.16

 

 

 

 

週末、土曜日は友人に会い、日曜日は富士山の近くで開催されたフェスに行った。

 

土曜日、会ったのは少し前のことだと思っていたら、前に会ったのは11月だった。ほぼ半年ぶりじゃん、時の流れ早すぎ、と少し怖くなった。

大学からの友人2人、会う機会が減って、期間が空いても昨日の話の続きみたいに違和感なく会話ができることが本当に嬉しかった。ありがたいなと思った。

もう知り合ってから、仲良くなってから何年も経ったけど、この日は初めてどんなことに悩んでもがいているのかを腹を割って話した。私はそれぞれの状況とかタイミングとか、そういうのを大切にしたいと思ってるから、無理に話を引き出すようなことはあんまりしたくない。真面目に話してると恥ずかしくなって誤魔化してしまうことも多いし、あんまり自分の弱い部分の話をするのは好きじゃない。けど、今回はお互いのタイミングがうまい具合に重なってお互いのチグハグな感情にたくさん共感して、心から溢れる言葉たちを無我夢中で話し続けた。襟元を正されたような、しゃきっとせな!と思わされるような濃厚な時間だった。頑張りたい。頑張るしかない。お互いたくさんありがとうと言い合った。またこんな日を迎えるために生きてくんだと思う。

 

日曜日、FUJI & SUN '22に行った。おんなじステージで踊ってばかりの国とGEZANが続くのを見て、行くしかねえと思ってしまったので後先考えずチケットを取った。

もう本当にこの2組のライブは最高だった。時々涙がこぼれたりしながら、ほぼずっと泣きそうな気持ちで見ていた。おんなじ世界で、まだこんなに美しい音楽と人がいるということに果てしなく救われた。どちらも新曲を演って、どちらの音楽も光そのものだった。ああ、まだ大丈夫だ、と思った。

下津さんが天国は僕の隣! 、 約束するよ、ここがパラダイス!とうたっていて、信じたいなあ、と思った。何度人に傷つけられて、悲しくて悔しい思いをしても、それでもまた誰かを信じて生きていくことしかできないんだろうな。希望だった音楽に失望する夜があれば、優しく包み込んでくれるひかりみたいな音楽に出会う日だってある。音楽があってよかった、心からそう思った。

本当にグッドミュージックで溢れているフェスで、2組がお目当てだったはずなのに、3つあるステージをかけずり回って見に行った。どのライブも本当に美しくて最高だった。ああ、よかった。こんなに音楽に狂わされた人がたくさんいるんだ。よかった、本当によかったと思いながら一瞬一瞬を噛み締めていた。

富士山が一回も見れなかったから、来年はリベンジできるといいな。

 

たくさんの情報に溢れている世の中だし、なるべく自分の目で耳で感じて経験したことから考えていたいけど、それも結局自分の都合で解釈してる情報にすぎない。自分の正しさが全然正しくないことだってバカみたいにあるのに、それをあたかも、これが正しさです!みたいに振る舞っちゃうことばっかで嫌になる。

でもやっぱ、自分の心を誤魔化すような生き方だけはしちゃだめだな。間違ったら謝ればいいし、そうやって自分の本能だまして誤魔化して卑屈になるのはもうやめたい。

 

 

 

 

 

 

2022.05.08

 
 
あっという間に5月だ。GWも暦通りだった私はそんなに大型連休感はなかったが、それでも久しぶりにたっぷりダラダラした感がある。家でずっとダラダラしてられたのはだいぶ久々。
なんかちょっと悔しいから先手を打ちたいのだが元々予定がなかったわけじゃない。
最近の気温差とかまぁ5月だし気分がかなり沈んでたり、ついてないことが多かったり、自分の好きなものに小さなきっかけで自信が持てなくなったり。色んな要因が重なって外出が困難になって色々キャンセルしてこうなった。
もともと人混みは得意ではなかったけど(得意な人なんていないか)数年前にパニックの発作を起こしてからさらに苦手になってしまった。そんなに重い症状が多発しているわけではないが、コンディションが良くないと人混みや閉ざされた場所にいると苦しくなって過呼吸気味になる。ひどいと涙が止まらなくなって過呼吸、意識が飛びかけるのが主な症状。良い時は割となんともないけど、悪い時は外に出られなくなる感じで、時期によって症状の波がかなりある。多分完治することはないし、自分の特性のひとつくらいに捉えて生きていこうとは思っているが、実際に会う予定を変更してもらったりしていると情けなくなるし、体調が悪いと言う言葉で濁すのにも限界を感じ始めている。近くにいる人たちには、そろそろ話さなきゃいけないことなのかもしれない。変に心配されたくないし、伝えかたは大切だから、難しいところだよな。
そんなこんなで祖父母の家に顔を出して大阪までライブを見に行く予定も諦めざるを得なくなった。その旨を祖父母に電話で伝えたら、少し声を聞いただけで鬱か?と言われたので、かなわねぇ〜と思った。誰かが気にかけてくれているということが、わたしを力強く鼓舞した。
 
ほぼ何もしなかったGW。ダラダラしてぼーっとして寝て絶望してご飯を食べて寝て起きて全部終われば良いのにと思って寝てギターを弾いて歌って寝てご飯を食べて寝て起きてそんな日々を繰り返した。五月前半にしてかなり病み切った感があるので、明日からはまた切り替えてやっていける気がしている。
 
なんて書いていたら、日付が変わっていた。
 
今月はまだたくさんライブに行く。数年ぶりに、音楽は自由だと教えてくれた大好きなロックスターのライブにもいける。不思議なもんで、閉塞感アリアリの人混みでしかないライブハウスではあんまり発作が起きない。良いライブを見ている時は1度も苦しくなったことがない。本当に全部忘れて全ての神経を音楽に集中させられるからなのか、理由は全くわからんが、だからこそあの空間だけは絶対に守りたい。どうやったら守れるのかはわからないけど、正しく文化が受け継がれていけば良いなと思ったりはしている。
あの場所で起こることは全ていつだって本当で、リアルすぎて良くも悪くも何度も食らってきた。全てが光り輝いた夜もあれば、すべてがゴミクズ以下みたいな夜だってあった。
 
それでもまだ信じたいんだよ。私の好きなものは全部ほんとうにかっこいいってこと。
 
 
 
でも多分、私はもう、ちゃんとひとりで立たなきゃだめなんだと思う。
 
 
 
 

2022.04.22

 

 

 

先週末に予定を詰め込みすぎて、見事に体調を崩し、やっとたばこが吸えるくらいまで体調が戻った。今日は暑かった、半袖の人いたし。

 

ここ数日は、ずっと聴いてた音楽を聴く気が失せたので昔聴いてた曲とかをめちゃくちゃ聴いてやり過ごしていた。どの曲もそれなりに思い入れがあって、私は音楽と一緒に生きてきたんだなぁ、音楽って本当にいいなぁと思った。

 

少し冷静になって、月曜日にブチ切れて泣きながらライブハウスから帰ったことを思い返したりもして、なんで自分があんなにキレたのかもなんとなくわかってきた。めんどくさいし、あんまり怒りの感情ってわかないように避けてるんだけど、音楽のことになると感情の収拾つかなくなるあたり、ほんとに音楽好きね、あんた。諦められないよね、しゃあないよ、と自分に思ったりもした。

 

信じていたものが信じられなくなったり、馬鹿にしていたものに胸が熱くなったり、笑っていたはずなのに涙が溢れていたり、そういうちぐはぐさを私は美しいと思う。

色んな人がいて、色んな感情があって、色んな生活があって、色んな風景があって、色んな創作物がある。

その時に揺れた自分の心にだけはずっと正直でありたい。

いつだって不器用で、うまく言葉にできなくて、本当のことを言おうとすると涙が出てきて、そのくせ素直になれない私だけど、そこだけは、絶対に曲げてしまいたくないや。

早く寝ようと思ってたのに深夜に吸うたばこやめらんねぇなー。参っちゃうね。