2022.05.16
週末、土曜日は友人に会い、日曜日は富士山の近くで開催されたフェスに行った。
土曜日、会ったのは少し前のことだと思っていたら、前に会ったのは11月だった。ほぼ半年ぶりじゃん、時の流れ早すぎ、と少し怖くなった。
大学からの友人2人、会う機会が減って、期間が空いても昨日の話の続きみたいに違和感なく会話ができることが本当に嬉しかった。ありがたいなと思った。
もう知り合ってから、仲良くなってから何年も経ったけど、この日は初めてどんなことに悩んでもがいているのかを腹を割って話した。私はそれぞれの状況とかタイミングとか、そういうのを大切にしたいと思ってるから、無理に話を引き出すようなことはあんまりしたくない。真面目に話してると恥ずかしくなって誤魔化してしまうことも多いし、あんまり自分の弱い部分の話をするのは好きじゃない。けど、今回はお互いのタイミングがうまい具合に重なってお互いのチグハグな感情にたくさん共感して、心から溢れる言葉たちを無我夢中で話し続けた。襟元を正されたような、しゃきっとせな!と思わされるような濃厚な時間だった。頑張りたい。頑張るしかない。お互いたくさんありがとうと言い合った。またこんな日を迎えるために生きてくんだと思う。
日曜日、FUJI & SUN '22に行った。おんなじステージで踊ってばかりの国とGEZANが続くのを見て、行くしかねえと思ってしまったので後先考えずチケットを取った。
もう本当にこの2組のライブは最高だった。時々涙がこぼれたりしながら、ほぼずっと泣きそうな気持ちで見ていた。おんなじ世界で、まだこんなに美しい音楽と人がいるということに果てしなく救われた。どちらも新曲を演って、どちらの音楽も光そのものだった。ああ、まだ大丈夫だ、と思った。
下津さんが天国は僕の隣! 、 約束するよ、ここがパラダイス!とうたっていて、信じたいなあ、と思った。何度人に傷つけられて、悲しくて悔しい思いをしても、それでもまた誰かを信じて生きていくことしかできないんだろうな。希望だった音楽に失望する夜があれば、優しく包み込んでくれるひかりみたいな音楽に出会う日だってある。音楽があってよかった、心からそう思った。
本当にグッドミュージックで溢れているフェスで、2組がお目当てだったはずなのに、3つあるステージをかけずり回って見に行った。どのライブも本当に美しくて最高だった。ああ、よかった。こんなに音楽に狂わされた人がたくさんいるんだ。よかった、本当によかったと思いながら一瞬一瞬を噛み締めていた。
富士山が一回も見れなかったから、来年はリベンジできるといいな。
たくさんの情報に溢れている世の中だし、なるべく自分の目で耳で感じて経験したことから考えていたいけど、それも結局自分の都合で解釈してる情報にすぎない。自分の正しさが全然正しくないことだってバカみたいにあるのに、それをあたかも、これが正しさです!みたいに振る舞っちゃうことばっかで嫌になる。
でもやっぱ、自分の心を誤魔化すような生き方だけはしちゃだめだな。間違ったら謝ればいいし、そうやって自分の本能だまして誤魔化して卑屈になるのはもうやめたい。